KorekawaIs

1/14 勉強会

1月14日(土)ボランティアサポートスタッフ主催の勉強会が行われた。演題は「田向冷水遺跡から見た八戸地域の古墳時代」で講師の先生は是川縄文館学芸員宇部則保さんでした。また、参加のサポートスタッフは16名でした。田向冷水遺跡は旧石器時代を中心とする複合遺跡である事は理解していましたが今回のテーマに基づく事はあまり知りませんでした。全国的には「古墳時代」と言われた頃の八戸はどうであったのか、今回少しは理解できたつもりです。

例えば、
①田向冷水遺跡の場所をピンポイントで知りました。
②田向冷水遺の古墳時代の集落に住んだ人々は南の方から移動してきた古墳文化人と在地系の続縄文文化人であり、それは土師器と続縄文土器が同じ集落跡から出土している事により理解できる。
③終末期古墳と末期古墳についての理解、すなわち、それは「大和を中心とする畿内地方の古墳文化の終り頃と、北海道の一部から北東北地方の古墳の終り頃の呼び方の違い
④「土師器と続縄文土器」の違いを、「本物の土師器と続縄文土器片」を実際に見て、又、手に取って比較できた時は感動しました。
⑤この八戸地方には縄文以外にも「弥生、古墳、飛鳥、奈良、平安時代」などの遺跡や遺物がかなりあることが解った。例えば稲作について本県では砂沢・垂柳遺跡の事がよく知られているが、この八戸地方でも砂沢と同じ頃の遺跡から籾痕跡のついた土器や炭化米なども出土している遺跡が複数ある。

今回のことは「学び直し」の必要性を強く感じ勉強会でした。ありがとうございます。(市澤)