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北海道研修旅行

6月7日(火)から8日(水)にかけて縄文是川ボランティアの8名で北海道へ研修旅行に行ってきました。この計画は2年前にできていましたが、コロナ禍のため延期になっていたものです。その後、感染は完全に収束していないものの、ワクチンを3回打ち、世の中も旅行について寛容になってきたので、実施することにしました。今年1月から参加者を募り、旅程を再確認し、旅行社と打ち合わせを行い、縄文館から訪問先の施設に案内依頼を出してもらい、電車の切符を1ケ月前に購入し、参加者の事前打ち合わせを行い、出発しました。

訪問したのは北海道の構成資産である6遺跡とその関係施設で、具体的には1日目は北海道埋蔵文化財センター、キウス周堤墓、千歳市埋蔵文化財センター、2日目は北黄金貝塚とその情報センター、入江・高砂貝塚と貝塚館、大船遺跡・垣ノ島遺跡と函館縄文文化交流センターです。八戸から新幹線と特急で新札幌まで行き、バスに乗り換えて巡り、帰りは新函館北斗駅から八戸へ戻りました。

旅行の2日間は好天に恵まれ、全行程を予定通り見学研修できました。北海道埋蔵文化財センターでは道内各地で産出した黒曜石が多く展示してあり、我々も1個ずつ頂いてきました。キウス周堤墓ではボランティアの方から説明を受けました。植物の知識が豊富な方でした。北黄金貝塚は海からやや遠い小高い所にありましたが、当時は縄文海進で海がもっと近かったとのことでした。関係施設はそれぞれ学芸員の方の説明を受けましたが、貝塚や遺跡の説明はボランティアの方が多く、それぞれの遺跡に対する愛着を感じました。施設内のガイドは展示物に関する知識があれば説明できますが、遺跡は基本的に地中にあり見えないので、説明に一層の工夫と熱意が必要だと感じました。(村中)