3月野焼き
令和4年3月26日、今年始めての野焼きをしました。
空模様が少し気になるなか、野焼き場にボランティアが集まり、作業が始まります。地面を温め、土器を並べ周りを薪で囲んで点火、少しずつ火力を増して徐々に温度を上げていきます。
コロナ禍の現状では、体験学習で一般の方の土器を乾燥保管していたものは少なく、ボランティアの作品が大半でしたが、皆さんしっかり土器・土偶作りに励んでいたことから、野焼きを待ち望んでいた作品が多く、個数制限が掛かる程となりました。
火を使い、粘土という素材に出会い、熱を加えることで硬くなり、器として使えることにどのような過程でたどり着いたのか、粘土に思いを込め、形、文様、土偶の様々を作り上げていくこと。燃え盛る炎の中で少しずつ色を変えていく様を見守りながら、焼き上がってひとつずつ取り出して出来具合を確かめるとき、縄文の人達はどんな思いで使い始めたのかちょっと考えてみました。野焼きの後しばらくしてから雨模様となり、ラッキー。(畑)