企画展内覧会が行われました
10月9日 令和2年度秋季企画展『白神山地の縄文』の内覧会が行われました。
秋季企画展『白神山地の縄文』は、青森県西部の西目屋村の津軽ダム建設にともなう13年間にわたる青森県埋蔵文化財調査センターの発掘調査によって、17の遺跡の調査が行われ、そこには縄文時代草創期から晩期までの1万年以上にわたる縄文人の生活のあとが確認されました。
世界遺産白神山地の標高1000m級の山岳地帯のふもとの中に、最も人口が多くなった頃(今から約4300年前くらいの縄文時代中期後葉)には、200棟もの竪穴建物が確認されています。しかしそれ以降はムラの規模も小さくなったようです。
また興味深いことに是川中居遺跡のものとよく似た木製品や漆塗り製品が出土しています。
今は津軽ダムの下に眠る白神山地の縄文人の生活や文化が実に分かりやすく展示されています。この機会に縄文是川ボランティアのガイドでぜひご覧ください。(谷内)