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縄文の布を編む講座

9月5日(土)に「縄文の布を編む講座」が行われました。縄文の布は、カラムシなどの植物を糸にして編まれた日本で最も古い布です。この講座では、10センチ四方のコースターを作ります。
午前中は、乾燥させたカラムシの繊維で糸を作りました。こよりを作るように繊維を両手でよりながら、必要な長さ(5m超)の糸を作ります。ここまで2時間近くかかりました。
午後からいよいよ布を織る作業です。縦糸になる麻糸をつるす「けた」という木の(台)を使って午前中に作った糸(横糸)を通して編んでいきます。麻の縦糸は各糸ごとに木のおもりに巻き付けてありますので、これと横糸を交差させながら編んで、10センチの長さに出来上がるのに2時間かかりました。
植物採集から糸を紡ぎ、布ができるまで、どれだけの時間がかかったことでしょう。植物を糸にすること、そして編むということを発見した縄文人には本当に驚くばかりです。(音喜多)