企画展考古学講座を開催しました
11月2日(土)に秋季企画展「山のいとなみ」にちなんだ企画展考古学講座を開催しました。講師に新潟県埋蔵文化財調査事業団の荒川隆史先生をお招きし、「縄文時代の木材利用~ヒスイを運んだ丸木舟と三内丸山のクリ~」という演題でお話しいただきました。
ご講演では、これまでに全国でみつかっている丸木舟の時期や地域による特徴の違いや、青森市の三内丸山遺跡からみつかった大型掘立柱建物跡のクリの柱について、新潟県の青田遺跡からみつかったさまざまな木の道具や植物の花粉の分析結果からわかったことなど、縄文人の木の利用について、荒川先生のこれまでの研究成果をもとにお話しいただきました。
縄文人がどのように木を利用して暮らしてきたか、現在多くのことが明らかになってきているとのことで、今後の研究成果に期待が高まります。