10/25トチの実を食べる教室が開催されました。
縄文時代の人たちが食べていた食材、「トチの実を食べる教室」が去る10月25日(土)9:30~12:00に是川縄文館分館の体験学習室で開催されました。参加者が16名あり、とても盛況でした。
トチの実は、ご承知の方も多いと思いますが、生のままでは苦くて、とても食べられないものです。縄文時代の人たちは、その苦味を抜くために水にさらしていたようです。縄文時代のころの水さらし場の遺構が、ここ、是川遺跡でもみつかっています(実際の遺構はみることはできませんが、発見場所には現在、解説版が設置されています)。
私たち、現在の縄文人?(笑)は、苦味を抜くために、何日もかけて水道水を使っています(自然の流水を使うことができないのでお許しいただきたいと思います)。
今回の「トチの実を食べる教室」を開催するための準備も、トチの実の皮を剥ぐ作業からはじめて、水さらし作業などを含めて10日間くらいの日数がかかっています。
体験教室は、10日間を凝縮した忙しい工程となりましたが、参加者のみなさまにはご好評いただいたかな?と思っています。来年も予定しておりますので、ご興味がある方はご参加をよろしくお願いいたします。なお、同じ縄文時代に食べられていた、郷愁を誘うもう一つの木の実、ドングリも、11月29日(土)9:30~12:00まで、是川縄文館分館の体験学習室にて「ドングリを食べる教室」を開催いたしますのでご案内申し上げます。
(林)