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第3回考古学講座を開催しました

令和6年度前期、第3回考古学講座を開催しました。
前期の講座は「縄文時代の植物利用を読み解く」をテーマとした、令和6年度夏季特別展のプレ講座です。

第3回は、明治大学黒耀石研究センターの能城修一氏と、東北大学学術資源研究公開センター植物園の小林和貴氏のお二方をお迎えし、「新たな分析手法で読み解く、是川縄文人の植物利用」と題し、ご講演いただきました。
能城先生からは、縄文人のとクリとウルシの関係から、是川遺跡の分析結果、編組製品の調査からみえた縄文時代の木本(もくほん)植物とササ類の資源管理といった内容を、東北・関東・九州と各地の事例を元にご紹介いただきました。縄文時代のウルシの同定を成し遂げた能城先生のお話しを直接聞ける素晴らしい機会となりました。
小林先生からは、これまではできなかった、編組製品の素材同定を可能にした、樹脂包埋切片法について、調査から分析・同定までの流れをおってわかりやすくご解説いただきました。是川遺跡の編組製品についても、光学顕微鏡の画像を元に解説をきける貴重な時間となりました。

能城修一氏
小林和貴氏

能城先生と小林先生、そして片岡先生の研究成果を組み込んだ、令和6年度夏季特別展「縄文の編み/組みの探究」は7/13から開催となります。ぜひご観覧ください!