【特別展】縄文の編み/組みの探究
これぞ縄文の超絶技巧
是川石器時代遺跡のうち、縄文時代晩期を中心とした集落である中居遺跡からは、植物質遺物や漆製品が良い保存状態でみつかっています。 植物質遺物や漆製品は、近年の自然科学分析の進展により、縄文時代の生活や社会を考える上で重要な資料となっています。特に、籃胎漆器や編組製品の素材調達や製作に係る技術は、これまでに課題としてきた縄文時代の地域間交流と深く関係していることが想定されました。こうした課題に取り組むため、是川縄文館と植物考古学者の佐々木由香氏は、『編組技法からみた縄文時代の技術知の解明』をテーマに、令和 4年度から中居遺跡出土の編組製品の素材の同定や製作技法の解明に係る研究を進めてきました。
本展覧会では、3 年間にわたる共同研究から明らかになった籃胎漆器、 繊維・編組製品の素材・製作技法を紹介するとともに、縄文時代の植物 利用や資源管理に迫ります。
開催概要
会期 | 令和6年7月13日(土)~9月8日(日) | ||||||||
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会場 | 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館 企画展示室 (2階) 青森県八戸市大字是川字横山1 電話番号:0178-38-9511 ・JR 東北新幹線 八戸駅東口から南部バス是川縄文館ゆきで20分(土・日・祝日のみ) ・八戸中心街バスターミナル3(中央通)から南部バスで20分「是川縄文館」下車 ・八戸自動車道 八戸ICから車で約10分 |
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開館時間 | 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) | ||||||||
休館日 | 8月19日(月) | ||||||||
主催 | 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館 | ||||||||
協力 | 文化庁、青森県教育委員会、杉並区教育委員会、東村山市教育委員 会、東村山ふるさと歴史館、川口市教育委員会、南相馬市教育委員会、 一戸町教育委員会、御所野縄文博物館、佐賀市、三島町教育委員会 |
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後援 | 株式会社東奥日報社・株式会社デーリー東北新聞社・株式会社青森放送・株式会社八戸テレビ放送・株式会社青森テレビ・青森朝日放送株式会社・株式会社ビーエフエム | ||||||||
観覧料金 |
※20人以上の場合、( )内の団体料金となります。 |
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併催行事 | ■特別展ギャラリートーク 日時:会期中毎週土曜日 14:00〜(8月31日は10:00〜) 会場:八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館 企画展示室(2階) ※学芸員が展示の見どころを解説します。 ※申込不要。当日に特別展を観覧される方が参加できます。 ■特別展【小中学生向け】ギャラリートーク 日時:8/10,17,24(土) 10:00〜 会場:八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館 企画展示室(2階) ※学芸員が展示の見どころを解説します。 ※申込不要。当日に特別展を観覧される方が参加できます。 ■特別展考古学講座「縄文時代を編む」 講師:佐々木由香氏(金沢大学人間社会研究域附属古代文明・文化資源学研究所 特任准教授) 日時:8月31日(土)14:00~16:00 会場:八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館 体験交流室(1階) ※申込が必要です(定員100名)。参加無料。 |
→ 2024夏リーフレット(PDFファイル 2MB)