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編布学習会

令和7年2月15日(土)にボランティアの「アンギン学習会」が行われました。畳編みと平(ひら)織りで縄文の布を作る学習会は今年で4回目になります。編布(アンギン)とはカラムシやアカソなどの植物の繊維を糸にして編まれた日本で最も古い布です。今から8000年前には編む技術があり、縄文人はカゴなどを作っていました。

私たちボランティアは中居遺跡の畑で育ったカラムシを刈り取り、おひき道具を使って繊維をとる作業を毎年夏に行っています。その繊維を横糸にして布を編む講座もあります。今回は市販の麻糸を使って編みました。毎年、学習会をしている成果があり、長さや形に工夫をしている方もいます。平織で細長く編み、しおりのように編んでいたり、畳編で小さな敷物を完成したり、充実した時間を過ごしました。結構、面倒な編み方では間違ったり、きれいに編めないこともあり、時には励ましあって編み終えることができました。

一般の方は日曜日の体験コーナーでアンギンの体験ができます。簡単な基礎アンギンと越後アンギンで10㎜四方のコースターを作ることができます。また、本物の縄文時代の布を展示していますので来館して見に来てください。(織田)