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特別展考古学講座を開催しました

8月31日に、令和6年度特別展考古学講座を開催しました。
本講座は、開催中の特別展「縄文の編み/組みの探究」の併催行事として開催したものです。この特別展は、第4回共同研究の成果を紹介する展示であり、その研究代表者である佐々木由香先生をお迎えし、「縄文時代を編む」と題し、ご講演いただきました。
ご講演では、最新技術で明らかにした中居遺跡の植物利用から始まり、縄文時代の編みかごの変遷、復元製作が教えてくれること、土器からみえる編み組み利用、さらに、土器と編組の密接な関係と、盛りだくさんの内容をお話しいただきました。
これまでの縄文時代の研究に、編組製品の研究を加えることで、より解像度の高い縄文時代を編むこと(編年)が可能になることがわかりました。
事前申込みはキャンセル待ちがでるほどの盛況で、たくさんの皆様にご参加いただきました。

縄文時代の編組に特化した日本初(おそらく)の特別展「縄文の編み/組みの探究」は9月8日(日)までとなっています。ぜひご観覧ください。

2024特別展考古学講座
佐々木由香先生