第2回考古学講座を開催しました
令和6年度前期、第2回考古学講座を開催しました。
前期の講座は「縄文時代の植物利用を読み解く」をテーマとした、令和6年度夏季特別展のプレ講座です。
第2回は、秋田県立博物館の斉藤洋子学芸主事をお迎えし、「植物を編む–秋田県内の編組品について–」と題し、ご講演いただきました。
秋田県に残された編組品の詳細に調査から、生産地ごとの特色、素材植物と技法の関連、生産地の傾向について、わかりやすくお話いただきました。かろうじて残っていた職人さんを探し当て、通い詰めての聞き取り調査という臨場感のあるお話や、持参していただいたかご類を使ったご説明もあり、とても充実した時間となりました。
秋田県立博物館では、斉藤先生がご担当の企画展「美の交差点 博覧会とあきたの工芸」が現在開催中です。こちらもぜひご観覧ください。
次回(7/6)は、明治大学黒耀石研究センターの能城修一氏と東北大学学術資源公開センター植物園の小林和貴氏をお招きし、「新たな分析手法で読み解く、是川縄文人の植物利用」と題してご講演いただきます。→前期考古学講座
斉藤先生の展示を参考にさせていただいている、令和6年度夏季特別展「縄文の編み/組みの探究」は7/13の開催に向けて鋭意準備中です。こちらもご期待ください!