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秋季企画展考古学講座・土偶マイムを開催しました

10月9日に秋季企画展「掘りdayはちのへ-令和元年~4年度発掘資料展-」にちなんだ企画展考古学講座を開催しました。講師には白鳥兄弟(はくちょうきょうだい)氏をお迎えし、「「土偶とは何か」の研究史」と題してお話をいただきました。ご講演に先立ち、午前10時から親子・一般を対象とした「みんなで土偶マイム」、午前11時30分から「土偶マイム」も行いました。

みんなで土偶マイムでは、板状土偶・仮面の女神・合掌土偶などのマイムを約20人のお客様が体験しました。小道具をつくり、土偶のポイントを教えていただきながらマイムをしてみると、みんなだんだん土偶に近づいてきました。

午後2時からの企画展考古学講座では、明治時代のコロボックル論争から殺される女神、型式分類、平成以降の2万点の集成研究といったこれまでの研究史を、ジェンダー考古学・土偶宇宙人説などを交えながら、丁寧にご説明いただきました。

土偶については、女神・精霊・地母神・お守り・身代わりなど、さまざまな用途が論じられてきています。参加者のみなさまは、これまでの研究を改めて学び、興味深く聞き入っておられました。

是川縄文館では、12月16日(土)から始まる冬季企画展「縄文・かたちの美-是川遺跡の土製品-」にて、是川遺跡から出土した土偶も展示いたします。ぜひご覧ください。