令和5年度特別展考古学講座を開催しました!
8月26日(土)に特別展「北陸の晩期縄文文化」にちなんだ特別展考古学講座を開催しました。講師には(公財)福島県文化振興財団文化財副主査の布尾和史先生をお招きし、「北陸の縄文時代晩期について~巨大木柱と人びと~」という演題でお話しいただきました。
ご講演では、北陸の晩期縄文文化について、主に石川県の事例を中心に建物跡や木製品、石器、土器などさまざまな視点からお話をいただきました。
演題にもなっている「巨大木柱」を利用した建物跡は、北陸以外の地域ではみられない独自のものであること、反対に木製品や漆製品は東北の遺跡との共通点が多いことなど、他地域との比較も交えながら、当時の縄文文化について学べる貴重な機会となりました。
特別展「北陸の晩期縄文文化」は9月3日(日)まで開催しておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひご来館ください!
また、10月7日(土)からは、秋季企画展「掘りdayはちのへ-令和元年~令和4年度発掘資料展-」を開催いたします。この企画展にちなんで、10月9日(月)には、「「土偶とは何か」の研究史」と題した企画展考古学講座を開催する予定です。講師は、白鳥兄弟さんです。どうぞご期待ください!