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ボランティア学習会が行われました

1月15日(土)、是川縄文館で発掘専門員の宇部さんにお願いして「八戸地方の古代集落」と題するボランティア学習会が行われました。
今年度の発掘現場である石橋遺跡での調査成果を基に、古代東北地域社会の集落遺構の研究に取組む様子を分かり易く教えて頂きました。
古墳時代から平安時代の北東北は、中央の律令国家からはいわゆるエミシの住むところと言われ、国境は秋田から盛岡あたりの緯度。つまり八戸地方はエミシの領域でした。
律令国家領域外のエミシの地域の集落について、発掘から分かってきた建物跡の数などから集落内の家族数や、新井田川、馬淵川周辺に点在する古墳時代から平安時代の集落遺跡など竪穴建物跡や掘立柱建物跡の実際の発掘現場の写真や地形図を見ながら、説明していただきました。住居としては、縄文時代と同じく地面を掘り下げて床を作る竪穴建物ですが、この時代になると炉ではなく、かまど跡が壁側にあるのが縄文時代と違うということが、写真からも学ぶことができました。(音喜多)