一王寺遺跡で国内最古級の土面が出土しました
令和3年度一王寺遺跡発掘調査において、現時点で国内最古となる「土面」が出土しました。
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土面(一王寺遺跡出土)
時期:縄文時代中期前半(円筒上層c式期)
円形に整形した粘土で顔を表現した「土面(どめん)」と考えられます。捨て場の覆土の中から、裏返った状態で出土しました。
※土面の年代値について
発表した「約5,300〜5,100年前」という年代値は、円筒上層c式土器の炭素年代測定値を暦年に較正したものであり、出土した土面の実年代を決定するものではなく、参考となる年代値として紹介したものです。従来の年代と比較するような発表となったことについて、ここで訂正いたします。
※土面の画像や出土場所については、下記PDFを参照ください。
資料:一王寺遺跡出土「土面」について(1MB,PDFファイル)
この土面は、11/13(土)より、秋季企画展「装い−身を飾る人びと−」にて展示公開しています(11/28(日)まで)。