企画展考古学講座を開催しました
11月6日(土)に秋季企画展「装い-身を飾る人びと-」の考古学講座を開催しました。講師には明治大学研究・知財戦略機構黒耀石研究センター特任教授の栗島義明氏をお招きし、「縄文人が“装う”意味」という演題でお話しいただきました。
ご講演では、装身具の素材や出土状況から考えられる身に着け方、身に着けた人物のムラのなかでの立場、また縄文社会における位置づけなどについて、日本各地の事例をもとにお話しいただきました。装身具は単に身を飾るための道具ではなく、ムラの集団のなかでの役割や人望などを示す社会的なものであり、縄文社会を考えるうえで重要な資料であることを学べる、貴重な機会となりました。
秋季企画展「装い-身を飾る人びと-」は11月28日(日)まで開催しておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひご来館ください!