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縄文土器作り講座

講座は3回にわたる連続講座で、10月17日(土)に1回目、24日(土)の2回目の講座が開かれました。3回目は令和3年3月27日(土)に野焼き焼成の予定です。
1回目は縄文土器とは何か、考古学研究上での縄文土器の重要性、又実際に土器作りを体験することで知る意義などを学び、次に土器を作る素地土(きじど)作りをしました。粘土に砂を混ぜて均質になるまで練り上げることで、密度が安定して粘性の調節が出来、作り易くなり更に乾燥・焼成時の収縮抑制効果もあるということです。
一般参加者は3名でした。ボランティアがサポート役となり、一緒に練り上げます。力を込めて練り上げ、1時間程で仕上げました。次回まで寝かせて安定させます。
残りの時間は実際に作る土器を見て、サイズを測る様子を観察し、大きさを確認しました。作る土器は中居遺跡出土の鉢形土器、口径は約12㎝強、高さ5㎝弱位。
2回目は実際に土器作りをしました。自分で練った素地土を使って形を作っていきます。縄文土器は粘土を紐状に伸ばし、積み重ねる輪積技法と呼ばれるやり方。皆さん巧みに粘土を積み重ねて作り上げていきます。縄文文様の配置、雲形文様で描き方が難しい。縄文の装飾張り付けもして完成させました。後はじっくり乾燥して野焼きの日まで待ちます。(畑)

土器作り採寸
土器作り作業風景
雲形文土器完成