特別展考古学講座を開催しました!
8月24日(土)に、特別展考古学講座を開催しました。
今回は、7月20日(土)から開催中の特別展「北の縄文世界-北海道・北東北の縄文遺跡群-」にちなんだ講演会です。
講師には、東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科の青野友哉先生をお招きし、「世界に羽ばたく”JOMON”の価値と意義」の演題でお話しいただきました。
青野先生は、これまで「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けた取り組みにご尽力されており、北海道伊達市の北黄金貝塚をはじめとする噴火湾沿岸の貝塚をフィールドに、縄文時代の社会や縄文人をとりまく環境のうつりかわりについて精力的にご研究を進められています。
ご講演ではこれまでの研究成果をもとに、貝塚からみた縄文遺跡群の価値をくわしく解説されるとともに、「縄文遺跡群は世界遺産にふさわしい!」と力説していただき、登録に向けた大きなエールとなりました。
縄文遺跡群はユネスコへの次期国内推薦候補に選定され、登録へのみちのりがみえてきました。世界遺産になれるよう、今後も取り組んでまいります。