国宝指定10周年記念講演会を開催しました
7月15日に、「合掌土偶」の国宝指定10周年を記念した講演会を開催しました。当日は100名を越す参加者で会場は満員となりました。
講師には、文化庁文化財第一課の原田昌幸主任文化財調査官をお招きし、『縄文土偶の魅力-「かお」の造形に着目して-』と題し、ご講演いただきました。昨年、合掌土偶も出品された、東京国立博物館での「縄文−1万年の美の鼓動」やパリ日本文化会館での「縄文–日本における美の誕生」展示の様子に始まり、土偶の発生から、出現、展開、終焉と1万年以上続く縄文文化の土偶について、専門的かつ分かりやすいお話となりました。ご講演後は、会場から次々と質問があり、熱気に包まれた2時間となりました。参加された皆さんの土偶や縄文への興味関心の高さが伝わる、素晴らしい講演会となりました。ありがとうございました。