考古学講座(前期:第1回)を開催しました!
5月12日(土)から是川縄文館考古学講座がスタートしました!
5〜7月の前期日程では、昨年に引き続き「北海道・北東北の縄文遺跡群と世界遺産vol.2」をテーマに、青森県を中心に北海道・岩手県・秋田県の4道県14市町で進めている縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた講演会をを3回にわたり開催します。
第1回の講師には、縄文遺跡群世界遺産登録推進専門家委員会委員長を務めている福島県文化財センター白河館まほろん館長の菊池徹夫先生をお招きし、「縄文文化の顕著で世界的な価値とは?」というご演題でお話しいただきました。ご講演に先立っての開催セレモニーでは、当市教育委員会教育長、八戸縄文保存協会長からの熱のこもった挨拶があり、参加者とともに世界遺産登録に向けて盛り上がりました。
ご講演では、世界史における縄文時代の位置づけや、縄文文化の特徴について、①農耕・牧畜がみられず1万年以上もの長期にわたり人が定住をしてきたこと、②自然環境に適応したエコロジカルな生活がされていたこと、③豊かな精神性といった世界的にみても類のない特徴があり、縄文遺跡群には世界遺産にふさわしい価値があるとご解説いただき、参加者に縄文遺跡群に対する理解を深めてもらうことができました。
次回は6月16日(土)の開催です!
縄文遺跡群の構成資産から、函館市教育委員会の福田裕二先生による「世界遺産をめざす垣ノ島遺跡」、つがる市教育委員会の羽石智治先生による「亀ヶ岡遺跡にみる縄文時代のお墓」の2本立てのご講演です。
縄文遺跡群の世界遺産登録までもう1歩!ぜひ一緒に登録に向けて盛り上がりましょう!