考古学講座(前期:第1回)を開催しました
5月13日(土)に今年度最初の是川縄文館考古学講座を開催しました!
5〜7月の前期日程では、「北海道・北東北の縄文遺跡群と世界文化遺産」をテーマに、現在、青森県を中心に北海道・岩手県・秋田県の4道県14市町で進めている縄文遺跡群の世界文化遺産登録に向けた講演会をを3回にわたり開催します。
第1回の講師には、青森県世界文化遺産登録推進室の岡田康博先生をお招きし、「世界遺産を目指すJOMON -その価値を考える-」というご演題でお話しいただきました。ご講演に先立って開催セレモニーを行い、100人を超える参加者が集まった場内は、世界遺産登録に向けた盛り上がりに包まれました。
ご講演では、世界遺産の成り立ちや国際的取り組みの経緯、世界遺産登録に必要な条件を丁寧にご紹介されるとともに、縄文遺跡群の国際的価値と登録に向けた取り組みについて詳しくご解説いただきました。岡田先生の熱のある講演に、参加者はとても聞き入っていました。
次回は6月17日(土)の開催で、2本立ての講演会です!
縄文遺跡群の構成資産から、洞爺湖町教育委員会主幹の角田隆志先生による「貝塚のある縄文のムラ‐史跡入江・高砂貝塚‐」、北秋田市教育委員会主査の榎本剛治先生による「4つの環状列石 現代にいきる伊勢堂岱遺跡」のご講演があります。ぜひ一緒に世界文化遺産登録を盛り上げましょう!