10/29 トチの実を食べる教室
10月29日(土)に「トチの実を食べる教室」が開催されました。新人ボランティアの私は今年初めて参加しましたが、トチの実が食べられるようになるまでの工程の多さに驚きました。その工程の一部を紹介しますと、まずは殻と渋皮をむいたトチの実を小さく切って水にさらし、アクを抜きます。次に、灰汁で煮て実がくずれたら布袋に入れてぬめりがなくなるまでこすり洗いをし、最後に水を切ります。
おおまかですが、このような工程を時間をかけて行うと、「こざわし」という粉ができます。この「こざわし」を材料に、羊羹、餡、ひっつみを作りました。その他に、別にアク抜きをしたトチの実でトチ餅を作りました。
難しい工程を丁寧に行って、すべてが手作りで大変でしたが、とてもいい経験でした。来年は、たくさんの方にご参加いただき、是非縄文人のすぐれた知恵と技術を体験を通して感じていただきたいと思います。 (安達)