考古学講座(前期第2回)を開催しました。
5月にスタートした考古学講座「縄文時代の漆利用」(全3回)の第2回として、講演会を開催しました。今回の講師は、奈良文化財研究所名誉研究員の岡村道雄先生です。
「世界一の縄文漆文化−もの作り日本のルーツ−」と題して、ウルシにかぶれたご経験などをまじえながら、ユーモアたっぷりにお話しいただきました。
縄文時代の人びとは、ウルシの木から樹液を採るだけでなく、木材としても無駄なく利用していたようです。動植物の特性をよく知り、無駄なく利用し、自然と共生することが縄文人の生活スタイルだと強調しておられました。
次回の考古学講座は7月11日(土)の14時から、弘前大学准教授の上條信彦先生をお迎えし、「亀ヶ岡文化の漆製品とその製作技術」という演題でお話いただきます。ぜひご参加ください!