平成25年度特別展考古学講座を開催しました。
8月24日に、平成25年度特別展「みみずく土偶と縄文人」の開催を記念した考古学講座を開催しました。
講師には栃木県立博物館の上野修一先生をお招きし、「安行文化のまつりと土器」と題し、ご講演いただきました。
上野先生は、関東地方の縄文文化研究の第一人者であり、とくに安行(あんぎょう)文化のみみずく土偶の研究を進められています。
講演では、安行文化を育んだ関東地方の縄文人の住まいや墓といった集落のあり方や、まつりの道具や装飾品にみられる安行文化の特徴などについて詳しく解説されました。
また、みみずく土偶については、これまでの研究成果をもとに、みみずく土偶の成り立ちの背景をはじめ、その移りかわりや関東地方の中での地域的な違いについて力説していただきました。
特別展「みみずく土偶と縄文人」は、9月2日(月)まで開催していますので、まだご覧になっていない方は、ぜひご来館ください!
また、10月12日(土)からは、秋季企画展「縄文時代の津軽半島」を開催いたします。この企画展にちなんで、11月9日(土)には、企画展考古学講座を開催する予定です。講師は青森県史編さん専門委員の福田友之先生です。どうぞご期待ください!